おじさんの きんのたま

ポケモン対戦を始める全てのトレーナーへ、きんのたまの様な序盤で役立つ知識を紹介するガイドです。

1-5 種族値と個体値

1-5 種族値個体値

 

ポケモンの大まかなステータスは種族値個体値によって決まっています。

 

種族値

ポケモンの種類によって決められているステータスの高さ具合を数値化したものです。

例えば、リザードンミミッキュ種族値は以下の通りです。

 

リザードン

H78 A84 B78 C109 D85 S100

 

ミミッキュ

H55 A90 B80 C50 D105 S96

 

この数値は実際のステータス値とは違い、変化しません。

種族(ポケモン名)によって決められている値です。

種族値が高ければ高いほどそのステータスは高く育つ事を意味し、

同じ育て方、同じレベルの違う種類のポケモンで差が出ます。

 

例えばレベル50のリザードンを最速になるよう育成した場合S実数値は167です。

対して、レベル50のミミッキュを最速になるよう育成した場合S実数値は162です。

 

ミミッキュのS種族値が96と、リザードンの100よりも少し低い為、

この様な差が生まれています。

よって最速に育てたリザードンミミッキュと対面した場合、

何らかの要素(こだわりスカーフ、追い風、トリックルーム、Sランク上昇など)

が無い限り、相手のミミッキュのステータスが不明でも先攻を取れる事がわかります。

 

この種族値は全て覚えることは不可能ですが、色々な攻略サイトなどで

ポケモン種族値を公開して下さっているので、

対戦中はできるだけ参照するようにしましょう。

慣れて来ると対戦環境ではよく見かけるポケモンを相手にする事が増えるので、

特定のポケモンとの関係性として受けるダメージ量、与えられるダメージ量、

先攻後攻の関係性などをおおまかな範囲として覚えられるようになります。

 

また、全ステータス種族値を合計したものを「合計種族値」と呼びます。

合計種族値が高いポケモンは大まかな総合力の高さを表しており、

伝説ポケモンや準伝説ポケモンなどはこの合計種族値がとても高く設定されています。

 

 

個体値

同じ種類、同じレベルのポケモンでも、ステータスには若干のバラつきがあります。

これは個体値と呼ばれる内部パラメータの違いによるものです。

この個体値ポケモンごとに決まっており、変動しません。

 

個体値は32段階になっており、

0~31(10進数表記)または0~V(32進数表記)

と表されます。

 

32進数表記の際の最大個体値がVなので、一文字で表記が楽な為、

単にVと表記する事がよくあります。

突然の文脈でVと出てきた場合、最大個体値の事を表していると理解して下さい。

また、V箇所の数を前に置き、2V(いずれか2箇所のステータスがV)、

3V、・・・6Vといった表現もあります。

タマゴ遺伝時に「あかいいと」を持たせた親を含んだ遺伝では

両親のいずれか5箇所のステータスが遺伝する為、

大抵の厳選作業では5Vが生まれた時点で完了とします。

少し時間は掛かりますが、5V同士を親として、

天然産のV発生を求めて6Vをめざす厳選も可能です。

特に色違いのポケモンを求めて孵化作業を継続している場合、

この6Vがしばしば生まれる事があります。

 

数値が大きい方がステータスが高く育つ事を意味します。

当然、ステータスを高くしたい場合、この個体値が最大のポケモンを育てると

強く育つ事になります。

その為、個体値の高いポケモンを求めて、たくさんのポケモンを捕まえたり、

たくさんのタマゴを孵化させる「厳選」と呼ばれる作業をする事になります。

 

偶然高個体値ポケモンを捕まえたり産んだりする事はごく稀なので、

タマゴの場合は「遺伝」を使います。

厳選作業の説明で詳しく記しますが、簡単に言うと、

両親の個体値のいずれかをランダムで引き継いだ子供が生まれる

という仕組みから、両親のいい所どうしを引き継いだ子供を作り、

親になるポケモンを入替えながら、

徐々に複数個所に最大個体値を持つ子供を産ませる作業になります。

 

また、特定の条件で出現するポケモンはランダムな複数箇所、

最大個体値を確定で持つようになっています。

例えば、マックスレイドバトルの★ランク次第で

 

★4以上でランダムな3箇所以上の個体値が31(V)、

★5以上でランダムな4箇所以上の個体値が31(V)、

 

となっています。

 

また、準伝説や伝説、幻のポケモンなどはランダムで3箇所の個体値が31(V)に

なるように条件が付いている為、タマゴを作れない半面、

比較的厳選が楽になるように設定されています。

 

 

この個体値は「ジャッジ」と呼ばれる機能でゲーム内で確認できます。

剣盾ではシナリオクリア後にシュートシティのバトルタワーで

2回勝利を4回行いモンスターボール級に昇格する事で

この機能が使用可能になります。

 

 

また、「すごいとっくん」というものがあり、

これを行うと個体値が最大になるように特訓でステータスを引き上げて貰えます。

ただし、すごいとっくんはステータスを引き上げるもので、個体値そのものは

内部判定として残っており、子供に遺伝するのは特訓前の元の個体値を参照します。

 

すごいとっくんはシュートシティのバトルタワー内奥右端のカウンターから

受付の男性より受けられます。

すごいとっくんを受けられるのはレベル100に育てたポケモンで、

1箇所のステータスを特訓で引き上げるには「ぎんのおうかん」を1つ支払い、

全箇所のステータスを特訓で引き上げるには「きんのおうかん」を一つ支払います。

何箇所でも受けられるので、ぎんのおうかんのみでも全ステータスに特訓できます。

 

 

めざめるパワー

今作では未実装です。

2020年初旬よりサービス開始予定のポケモンホームが解禁された後、

過去世代のポケモンでめざめるパワーを覚えたポケモンを釣れて来ると

使用可能になる可能性が考えられます。

 

めざめるパワーは個体値の組み合わせによってタイプが変化します。

以前は個体値の組み合わせによりタイプと威力が変化する技でしたが、

現在はタイプのみが変化し、威力は60固定になっています。

すごいとっくんを受けたポケモンもめざめるパワーで参照する個体値

元の個体値なので、特訓によってめざめるパワーのタイプが変化する事はありません。

 

 

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