おじさんの きんのたま

ポケモン対戦を始める全てのトレーナーへ、きんのたまの様な序盤で役立つ知識を紹介するガイドです。

【緊急特集】禁伝2体ルール対策実証実験!

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皆様お久しぶりです!

 

禁止伝説2体が使用可能なルールが2月からの7ヶ月にわたるシーズンとして、

ランクバトル用に公開されましたね。

 

多くの方の失望の声が聞こえる中、私はちょっと違った印象を持っています。

その理由と、トレンド動向予測、そして対策例となる構築を組みましたので

以下に紹介させて頂きます。

 

 

禁止伝説2体ルール とは

 

※ここではシングルバトルを想定し解説致します。

ルールは一般的な6-3シングル(6匹持ち寄って3匹選出を選ぶ)

をベースに、従来の禁止伝説ポケモンが1体含めるところ、

この枠が2体になっただけのルールです。

 

レベルは50固定、持ち物重複不可、

同じ図鑑番号のポケモン複数導入不可、

そしてここがポイントなのですが、

選出時に2体の禁止伝説を選出可能

という事です。

 

さて、ではそれによりどういった環境が巻き起こるのでしょうか。

 

 

環境トレンド動向予測

 

まず、種族値の高い禁伝ポケモン

今までの1体可能ルールでお分かりの通り、

基本的には選出した方が強い

と言えます。

 

しかも、多くの場合禁止伝説ポケモンは総合的な種族値の高さから、

通常では無し得ない様な「崩し」が可能である点が重要です。

通常、特殊アタッカーのA値や、物理アタッカーのC値は低く、

使用しないステータスとなる為下降補正の対象にします。

しかし、禁止伝説の様な総合的な高種族値では

その下降補正を掛けた側のステータスを無振りで殴っても

それなりに威力が出てしまうという特徴があります。

 

さらにはそうした高火力アタッカーが2体選出枠に登場し、

かつ自分も2枠選出した方が有利である都合上、

今まで最小のコンパクト構築でも2枠を必要としていた

「受けループ」が極めて成立し辛くなるという事です。

 

その上、禁伝ポケモンを全て眺めれば解るとおり、

高速回復技を持った耐久寄りのポケモンは少なく、

居ても4倍弱点を持っているポケモンばかりという、

受けループとして組み込むには1体では若干不都合な

ポケモンが多いのです。

通常、ホウオウやムゲンダイナ等を受けループに組み込む場合、

ラッキーやハピナス、ヌオーやナマコブシ等で

補助となる同面(物理/特殊)側の受けポケモン

用意しておく必要がありました。

 

つまり、禁止伝説2体による受けループを組む場合、

補助となる受けポケモンが2体さらに必要な局面が多く、

1枠足りなくなるという事です。

 

すると、今まで受け寄り構築を狩る為に存在していた

縛るタイプの積みポケモン

必然的にほぼ絶滅するという現象が予測できます。

例えば「かげふみ」「うずしお」等を使って

相手の低火力要員を交代できないように縛った上で

積み技を積んで全抜きを目指すタイプの型で、

代表的なポケモンにはゴチルゼル等がいます。

 

 

多くの方はこの結論にすぐに行き着き、

・受けループ絶滅危惧

・縛り積み型絶滅危惧

といった環境から、

 

・初手禁伝ダイマ

  +切り返しストッパー1体

  +禁伝スイーパー(※)

(※スイーパーとは、掃除機の事で、シングル戦最終3体目に出てきて

相手の疲弊したポケモンを全て掃除するように刈り取る役割のポジションです)

 

や、

・初手環境操作(壁・ステロ・ネット・追い風等)

  +禁伝2体

の、

 

戦術面はほぼ2択となる環境が

比較的早い段階から熟成されていくと予測します。

 

そして、ダイマックスできない禁伝がガラルには居ます。

簡単に言えば、

ダイマックスできない禁伝1枠+ダイマ禁伝1枠」

として組む事で、効率的な編成が可能という事です。

 

恐らくこのダイマックス不可の制約は

この禁伝2体ルールを初めから想定したものであり、

このルールこそが本来のガラルの公式戦

と言えるものではないでしょうか。

 

しかも、禁止伝説のポケモンは種類が一般+準伝に比べ、

数種のみと極めて少ないです。

 

これが何を意味するかというと、

初心者に大チャンス

という事です!

 

覚えなければいけない要素が少なく、

今までは多種多様なポケモンの多種多様な型を想定して

戦術やプレイングを考慮する必要があり、

いわば玄人向けのルールとなっていました。

が、次回からの禁伝2体ルールでは2枠をほぼ全員が

禁止伝説ポケモンで使用する為、

使われるポケモンの種類が極めて少なく、

パターン化を覚えやすく、バトル入門環境としては

とてもいいものだと言えるのではないでしょうか。

 

よって、今後多くの若いトレーナーが

世界トップクラスへと羽ばたく足がかりとして、

次シーズンから面白い風が吹き始める事を予想しております。

 

特にまもなく発売されるLegendsアルセウスでは

ルール自体が異なり、既存ポケモンファン以外の層も

多くポケモン界へ参入される事が予想される為、

そこからバトルを始める方々には極めて朗報と言えると思います。

 

 

という点を考慮すると、むしろ楽しみになってきませんか?

 

そこで、そんな種族値の暴力を覆す

一般枠のポケモンを多数組み込んだ構築で

禁止伝説級を狩る構築を組んで実証実験を行いました。

 

今回の構築では

「受けループ」

「縛り積み型」

への対策をほぼ切っています。

ただ、受けに関しては禁止伝説のポケモンが高火力で受けを許さず

押しつぶしてくれる為、ほぼ実質上対策できていると言えます。

コンセプトとして、

次環境では高火力アタッカーが増える=カウンター系大活躍

という罠が存在します。

禁止伝説の火力の高さへの魅力は強く、

絡め手を盛り込む様な事はこの次の環境が終盤に差し掛からなければ

珍しい部類となっている事でしょう。

 

勿論、実証実験で禁止伝説を2体既に使用する事はできない為、

擬似的にザシアンの枠として高速高火力物理アタッカーのドラパルトを

入れ、ザシアンの動き方を想定した立ち回りで実験を行って参りました。

 

結果は現環境でも極めて強く、

はじめは色々な構築を試していて連敗していたのですが、

構築完成から連勝を続け数時間でマスターボール級到達、

その後この記事を書いている現段階(R4/1/3)で

3200位へと上がる事ができております。

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長くなりましたので、記事を分けて次のページにて

構築紹介とさせて頂きます。

 

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