1-6 努力値
1-6 努力値
公式には「基礎ポイント」と呼ばれております。
対戦ではこの努力値の振り方を工夫する事で、本来の種族値に沿って
そのポケモンの長所を伸ばす特化型の育成をして力押しをしたり、
相手から見て意外な面を強化しておく奇襲型の育成法により、
相手の選択を惑わす様な戦術も可能になります。
あえてAC-S面に努力値を振らず、H-BD面の耐久性能を強化する事で
高耐久の受けポケモンとして活用する様な場合、
対人戦では、相手はその意外性から1ターン無駄に使用する可能性があり、
そうした戦術的な罠を仕掛ける事ができるシステムでもあります。
事前の準備で罠を仕掛け、バトル中の試合運びで心理戦を生む、
そうした戦術が対人戦の醍醐味であり、面白みであると思います。
その為に必要なシステム知識ですので、少々細かい計算を含みますが
是非覚えておいて下さい。
この様に努力値のシステムは一見複雑な様に思えますが、
ポケモンの強さを自由に操作できるようになる戦術的で面白いシステムです。
背景)
その昔、初代赤緑からゲーム内で謎の数値「きそポイント」がありましたが、
有志のトレーナーによって育て方によってステータスの伸びが変化する現象から
その現象を引き起こす隠しパラメータの存在が発見され、努力値と命名されました。
ゲーム内できそポイントが登場するのは各種ドーピング剤(※)等の使用時のみで、
後にこの時出る基礎ポイントが努力値と同じものであると判明しました。
(※)ドーピング剤とは・・・あるゲーム内アイテムの総称です。
の6種存在します。栄養ドリンクとも。
それぞれ、使用すると対応するステータスに
1つにつき基礎ポイント10が得られます。
また、「○○のはね」を使用すると1つにつき
基礎ポイント1が得られます。
努力値は各ステータスに得られるポイントです。
上限が2つの条件で設定されており、
・全ステータス分合計で510ポイントまで
・1ステータスに252ポイントまで
の努力値を得る事ができます。
レベル50の時点ではだいたい努力値を8得る毎にステータス実数値が1増えます。
厳密には努力値が0→4で実数値1増加、努力値4→12で実数値1増加・・・と、
8n+4の努力値を得る度にレベル50時のステータス実数値が1ずつ増えます。
この努力値を任意のステータスに振り分けておく事で、
意図的なステータスの強化が可能です。
努力値を得る方法は近作では主に、3通り存在します。
①ドーピング剤を使用する。
②ゲームシナリオ内でポケモンを倒す。
③ポケジョブを行う。
の3通りです。
ではそれぞれの方法を詳しく見て行きましょう。
①ドーピング剤を使用する。
栄養ドリンクを使用すると、10ポイントの努力値が得られます。
今作では、ドーピングのみで上限の252まで努力値が振れる様になりました。
後述の金策によりお金を稼ぎ、ナックルシティ中央のポケセン内で
ドーピング剤を買って努力値を全て振り切る事が通常での最高効率となっています。
微調整をする際は羽根を使うといいです。
一応以下に本来のポケモンとの戦闘による努力値振り等も記します。
(特別なニャースがある場合は読み飛ばして構いません)
②ゲームシナリオ内でポケモンを倒す。
②では、野生ポケモンなどを倒して経験値を得た際に努力値を得る方法です。
ポケモンには種類毎に「そのポケモンを倒した時に得られる努力値」
が設定されています。
例えば、ホルビーやキャモメを倒すと素早さの努力値を1得られます。
それぞれポケモン毎に得意なステータスの努力値をくれるようになっており、
詳細は攻略サイトなどで調べて下さい。
『ポケモン徹底攻略』というサイト様が便利です。
これにより、任意で伸ばしたいステータスの努力値が得られるポケモンのみを
繰り返し倒しておく事で努力値を振り分ける事ができるようになっています。
また、この時得られる努力値にはボーナスをかける事ができます。
・パワー系アイテム
パワー系アイテムと呼ばれるアイテムを持たせた状態で
シナリオ中のポケモンを倒して努力値を得ると、追加で努力値がもらえます。
パワーウェイト H+8
パワーリスト A+8
パワーベルト B+8
パワーレンズ C+8
パワーバンド D+8
パワーアンクル S+8
と、対応したステータスの努力値が8ポイント追加されます。
・ポケルス
ポケルスという非常に珍しい現象が存在します。
それ以外の作用はありません。
ポケルスに感染すると、ステータス画面に[ポケルス]のアイコンが付きます。
手持ちの中でポケルスに感染したポケモンの前後に位置する手持ちポケモンへ
ポケルスが感染する事があります。
こうして感染を広げてポケルスを増やしておきましょう。
※戦闘終了時が感染タイミングで、逃げた場合でも感染を確認しています。
ポケルスに感染したポケモンを手持ちに連れた状態で日付をまたぐと、
ポケルスが非活性化する事があります。
ポケルスが非活性化すると、ステータス画面の[ポケルス]アイコンが
スマイル顔のマークへと変化します。
非活性化したポケルスは得られる努力値2倍の効果を発揮しますが、
他のポケモンに感染する感染力は失われています。
ポケルスに感染した状態(活性状態)のポケモンをボックスに預けておけば
非活性化しない為、ポケルスの保存が可能です。
ポケルスは感染させることで無限に増殖させられるので、
友達などに交換時ポケルスをお裾分けする事ができます。
ポケルス欲しい方はTwitterにて@EC_kagaminoniwaまでご連絡頂ければ
感染個体お裾分けします。お気軽に仰って下さい!
③ポケジョブを行う。
ポケジョブでも時間に応じて努力値を得る事ができます。
ポケルスやパワー系アイテムの効果も得られる事が確認されています。
ポケジョブで得られる経験値は、時間に比例します。
ほんの少し(1時間)
かなり短め(2時間)
短め(3時間)
長め(4時間)
かなり長め(8時間)
半日(12時間)
一日(24時間)
となっており、
基準値を+4として、1時間あたり4の努力値が得られます。
これにパワー系アイテム(+8)は基準値に加算されますので、
例えば「かなり短め(2時間)」をパワー系アイテムを持たせて行うと
(4(基準値)+8(パワー系アイテム加算))×2(時間)=24
で、24の努力値が得られます。
ポケルス感染状態では基準値とパワー系アイテム加算分が
どちらも2倍のボーナスを得られる為、
上述の計算で最後に2倍を掛けた値の努力値が得られます。
剣盾では上限として252を超えた努力値は入らない仕様の為、
パワー系アイテムとポケルスを併用した場合、
半日(4+8)×2×12時間=288(252ストップ)
として、半日で1つのステータスがMAXまで努力値を振り切れます。
ポケルス無しではパワー系アイテムを持たせ一日を選ぶと
一日(4+8)×24時間=288(252ストップ)となり、
1つのステータスをMAXまで振り切れます。
また、パワー系アイテムの加算ステータス先と、
ポケジョブの加算ステータス先が違う場合、
例えば、ポケジョブでAを鍛え、Sのパワー系アイテムを持たせた場合
3時間のポケジョブでは
A+4×3時間=12
S+8×3時間=24
の努力値がそれぞれ得られるようになります。
※巣穴を使用した日付変更の裏技を使用し、
時刻はそのままに日付が1日進んだ場合、
その場で一日(24時間)のポケジョブが終了します。
→この手法を使用するとゲーム内金銭を使用せず、
かつ極めて短い実時間で努力値振りが完了します。
努力値を下げる方法
特定の木の実を使用する事で、努力値を下げる事ができます。
H・・・ザロク
A・・・ネコブ
B・・・タポル
C・・・ロメ
D・・・ウブ
S・・・マトマ
上記のきのみを与えると、対応した努力値が10ポイント減少します。
0になると「これ以上下がらない」とメッセージが出ます。
また、副作用としてなつき度が上がる為、
なつき度MAXによって進化するポケモンなどで
努力値を振らないステータスの実をあげ続ける事でも
楽になつき度を上げる事ができます。
検索用ワード
ポケモン ポケットモンスター 剣盾 ソード シールド USUM SM ウルトラサンムーン サンムーン ピカブイ レート対戦 初心者