おじさんの きんのたま

ポケモン対戦を始める全てのトレーナーへ、きんのたまの様な序盤で役立つ知識を紹介するガイドです。

公開PT)黒風白雨ver.2.0

 

明けましておめでとうございます。

皆さんパルデア地方は慣れてきましたか?

 

第1シーズンを通して調整しつつ、大方安定した構築を公開させて頂きます。

メイン/サブロム通して様々なランク帯で

勝率を常に50%以上でキープできていた構築ですので、

特にマスターボールランクに到達が難しい方にはちょうどいいものと思います。

 

※一月度、サブロムをこのパーティーのみで回してみたところ、爆速でマスボ到達致しました。一回寝落ち放置による負けが含まれております。※

 

以下、構築コンセプト→簡単な立ち回りという順でご紹介いたします。

 

 

コンセプト

 

個人的に雨パが好きな事と、

雨パは必然的にショート寄りの短期決戦サイクルが適している事、

そして短期決戦サイクルは今シーズンでのトレンドとなっている事から、

環境にマッチしつつ、使いやすく勝ちやすいものに仕上がったと見ています。

 

※SVでは高速再生技(自己再生など)のPPが

 軒並みデフォ5に下方修正される等、

 1試合の時間が従来に比べ短くなるよう調整されております。

 

まず、本構築の主軸は「鉢巻イルカマン」です。

上位帯でも中ー終盤で流行していた事もあり、

現環境でトップメタの一角とも言えるでしょう。

ただ、私のイルカマンでは殴り合いとサイクルに強くなる様、

格闘技枠でドレインパンチを採用しています。

※雨下 水テラスタル 特化鉢巻ウェーブタックルは

 HB方面特化の輝石ラッキーを

 509 ~ 600 (142.5 ~ 168%) 確定1発

 と、ちょうど確定でワンパンします。

 

 

そしてその主軸をサポートする雨展開要員のペリッパーですが、

こちらは奇襲裏エースとしての役割を担っております。

眼鏡を持たせて火力特化させる事で、

環境で多い天然物理受けのHBヘイラッシャに対して

飛行テラスタル暴風(雨下必中)

236 ~ 277 (91.8 ~ 107.7%) 乱数1発 (50%)のダメージとなり、

体力満タンの状態からほぼワンパン、

クイックターンやとんぼ返り等で僅かにでも削れていれば

確実にワンパンで沈めてくれる為、

思わぬところからの高火力で相手の物理受け枠を潰し、

その後他の物理エースが全抜きまで通してくれる決まり手が

非常に強力な動きでした。

 

さらに、強い水+風の特殊火力はキョジオーン(水テラスタル)や

サーフゴー、モロバレル等への通りがよく、

後から出てくるこれらのポケモンを選出し難い圧となるだけでなく、

出てきた場合にもきっちりと処理してくれました。

サザンドラ、ラウドボーン、だいたいよくいる貯水ドオー、マルスケが僅かにでも剥がれたカイリュー等も全て飛行テラスタル暴風でワンパンです。

相手視点ではイルカマンや他のアタッカーの火力に意識がいきがちな様で、無警戒の初撃ワンパンが決まればその時点でほぼ勝ち確な流れとなります。実質カイオーガ枠。

 

 

この2体が基本的な軸となり、それを強力に補完するのが

雨パ定石とも言える鋼枠としてのハッサムです。

スイーパー(削れた残りを処理していく役割)としての

ハッサムが有名ですが、ここでのハッサムの役割は

雑で広範囲な削りと、クッションとしての受け皿です。

先制技とゴツメにより、削りを確実に入れる事を優先し、

A極以外はH-D方面に少し厚めに振ってあります。

サイクルの随所でハッサムを絡めて削り、

残りの高火力要員の確1ラインに入ったところで

全抜きを仕掛けます。

 

では、簡単に立ち回りについて触れておきます。

 

 

 

基本選出と動き方

 

基本選出:イルカマン・ペリッパーハッサム

 

相手の構築でペリッパーやイルカマンの通りが悪い場合、

物理・特殊どちらで水の通りが悪いかによって

その枠をソウブレイズに変更します。

 

相手が催眠を軸に展開する様な構築の場合、

ラム持ちのドラパルトで龍舞から全抜きを狙うケースもありましたが、

終盤はドラパルトがトップメタとなっている事もあり、

物理方面のドラパルトで頻出の「鉢巻ドラパルト」対策として

鉢巻と同火力の1舞ドラゴンアローは耐久調整ラインとされており、

通りはそこまで良くなかった実態もありました。

が、2サイクル目以降などからドラパで舞えた場合には

一気に全抜きに入る事も珍しくなく、強力なポケモンです。

 

 

極めて採用率が高いマスカーニャですが、

この構築に対しては初手で出てくる確率が8割を超える程、

強い誘引作用を持っています。

 

その為、初手イルカマンーマスカーニャ対面を作り、

クイックターンは絶対に押さずに】ハッサムに直引きします。

ほとんどのマスカーニャが拘っている為、ここで相手は

9割以上の確率でトリックフラワーしか押せませんので、

ハッサムが1/4で軽微な被害で受けつつ、

相手は次に交換orはたき落とすorふいうちの択となり、

安全に剣の舞→出てきた相手を見てバレパンorトンボ等の択を

余裕をもって行えます。

※この時点でほぼ勝ちが確定する程度のアドバンテージです。

ここから1サイクル回る頃には相手の3体は半壊状態以上の被害となり、

ショートサイクルで想定通りの短期決戦とできています。

 

コノヨザルは若干重いポケモンですが、

ハッサムペリッパー・ソウブレイズ辺りで処理していることが多いです。

 

ソウブレイズの型がかなり特殊な技構成ですが、ここにも意図があります。

 

本構築でのソウブレイズの最重要任務は「天敵駆除」です。

厄介な相手を確実に相討ちで仕留める事ができる掃除屋さんです。

通常、ソウブレイズは剣舞と道連れを両採用する事がほぼなく、

タスキ剣舞の威圧は相手視点では「道連れ不採用」に見えやすく、

かえってこれが道連れを安定して通す為の布石にもなります。

その為、剣舞→道連れという2ターンの流れを踏む事が多く、

一見「火力上げ→上げた火力を使わない」という非効率なこの動きが

道連れを安定して通し、裏に控えた真の高火力エースの隠れ蓑となっています。

 

ラスト1枠は実はどんなポケモンでも構築上大差が無く、

実質5体で完結している構築といえます。

 

再現可能な環境がある方はレンタルだけでなく実際に育成してみる事で

「マスターランクリボン」をつけてあげたいポケモン

ラスト1枠(ミミッキュの枠)に組み込んであげる事で

リボン付けツアーがお手軽にできる為是非ご活用下さい。

 

※令和5年1月3日の時点で、スカーレット/バイオレットでは

 ランクマッチに参加したポケモンの内、

 「手持ちのポケモンから参戦」した場合でしか

 マスターランクリボンが付けてもらえない仕様となっています。

 バトルチームに設定してランクマッチに参戦してもリボンが付かない為

 ご注意下さい。