1-1 威力とタイプ補正
1-1 威力とタイプ補正
技の威力
ポケモンの攻撃技には威力があります。
ゲーム内でもこれは表示されているものですので、簡単に確認ができます。
技によって威力が異なり、高威力の技にはリスクが設定されています。
低威力の技→PPが多い、命中率が高い（100％）、低レベルで覚えられるなど
高威力の技→PPが少ない、命中率が低い、攻撃に２ターン掛かる、反動ダメージを受けるなど
威力やリスクを考えながら、戦術を考える必要があります。
タイプ補正
ポケモンやポケモンの技にはタイプがあります。
この相性によって、与えるダメージが大きく増減します。
これを一般的に「タイプ補正」と呼びます。
タイプ補正には大きく分けて攻撃側と受け側の２つの方向性があります。
一つは攻撃をするポケモン自身のタイプと、技のタイプの関係。
自身のタイプと一致する技を使用すると、威力が１．５倍になります。
例えばギャラドスは[水][飛行]の２つのタイプを持っていますが、
このギャラドスが水タイプの攻撃技[たきのぼり]を使用すると、
威力が１．５倍に上昇します。
これを「タイプ一致補正」と呼びます。
逆に、ギャラドスが自身のタイプに含まれない地面タイプの攻撃技[じしん]を使用すると、通常通りの威力で使用します。
これを「不一致」などと呼びます。
対してもう一つは攻撃を受けるポケモンのタイプと、受ける攻撃技のタイプの関係。
攻撃を受けるポケモンが苦手なタイプの技を受けると、威力が２倍になります。
この相性は各タイプ毎の相関関係で決まっております。
ストーリーで始めに選んで手に入れられるポケモンは
大抵が[炎][水][草]の３タイプのポケモンになっており、
これはそれぞれが"３すくみ（じゃんけんの様な関係）"のタイプ相性になっています。
例えば[炎]タイプのヒバニーが水タイプの技を受けると
威力が２倍になって大ダメージを受けてしまいます。
さらに、２つのタイプを持つポケモンで、
その２つのタイプが共通のタイプに弱い場合、
この補正が乗算されて４倍になる場合もあります。
例えば[水][地面]タイプを持つヌオーは[水]も[地面]も
どちらのタイプも[草]タイプに弱いので、
草タイプの攻撃を受けるとダメージが４倍になってしまいます。
この関係性や相性の事を、「弱点」と呼び、
詳しく言う場合にその倍率を付け足して「２倍弱点」や「４倍弱点」などと呼びます。
弱点を突いた攻撃が当たった場合、ゲーム上は「こうかはばつぐんだ」と表示があり、HIT音が変化します。
ただし、２倍弱点でも４倍弱点でも単にばつぐんとしか表示されません。
また、この弱点補正には逆方向の補正もあり、「耐性」と呼びます。
耐性のあるタイプ相性の場合、威力は１／２になります。
この耐性が２つのタイプで重なると、威力は１／４になります。
これはそれぞれ「半減」「４分の１」などと呼びます。
また、タイプ相性によってはダメージが通らないタイプもあります。
これを「無効タイプ」と呼びます。
無効タイプを含む攻撃では、ダメージが０倍になります。
耐性の攻撃が当たった場合、ゲーム上は「こうかはいまひとつ」と表示があり、HIT音が変化します。
また、無効タイプの場合、ゲーム上は「こうかはないようだ」と表示があり、ダメージが発生しません。
２つのタイプを持つポケモンのタイプの組み合わせ次第では、
片方のタイプが弱点、片方のタイプが耐性と言った場合も発生します。
この場合、２倍と半減が相殺する形で、元の威力のまま受ける事になります。
タイプ相性が関係ない場合や、こうした元の威力のままの事を「等倍」と呼びます。
この２方向のタイプ補正は技の威力に掛かります。
例えば草タイプで威力90の[エナジーボール]を[水][草]タイプを持つルンパッパが使い、
それを[水][地面]タイプを持つヌオーが受けた場合、
90（エナジーボールの威力） ×1.5（タイプ一致補正） ×2（草→水の弱点補正） ×2（草→地面の弱点補正） ＝540
と、威力540相当としてダメージが発生します。
この様に、タイプ相性は戦局を大きく左右する要素ですので、威力を見ながらその技を受けるポケモンとの相性を考えつつ、臨機応変な行動選択をしましょう。
以下に、全タイプの相性表を掲載します。
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